富山県知事公舎リニューアルについての意見
                                 0912.25

 富山駅近くに知事公舎と呼ばれている格調高い建物がある。これを、
文学に関する文化施設の拠点としてリニューアさせるということで、
最近、意見を述べる機会があった。

 私は皆さんとバッティングしないようなところで一つ言います。先ほど、
ある方が「面的な広がりを」と言われました。それで、私は建築関係です
から、建物とその周辺という観点で、建物の「閉鎖性」というか、閉じる
雰囲気をなんとしてでも外してほしいと思います。
 例えば、芝園小中学校ですが、地域に開かれた学校として、校舎周
辺の境界をフエンスなしにして庭などを設けて地域とつながっています。
 そういう意味で、知事公舎も、セキュリテイの問題がありますけれど
も、これからはどこからでも入れるといったよ うなことにしてほしいと思
います。

 それにひとつ。文学離れも確かにあるのですが、多くの県民にとって
は、文学というものがあそこにいけばあるのだという、いってみれば心
の中までの連携がバリアレスで生まれるはずですので、連携の活用が
必ずどこかで、子供の世界でも花開くと思います。

  ですから、広がりを持ちバリヤを設けないという意味で、全体をバリ
ヤフリーにしてほしいと思います。