学園便り 2010.07 ***********************

   「皆さん、今だからこそもっとスポーツを!!」

 学生の皆さん、もっとスポーツを楽しみましょう。でもそのまえに、皆さん
「なぜスポーツですか」と聞かれたら何と答えますか。「スポーツ観戦ならまだ
いいけど、スポーツするのはダヤイし面倒」とか、「体力造りや健康づくりに
当然」とか「楽しいから、面白いから」といった思いなどが様々にあるかと思
います。続いて、私は「なぜ面白い」かを問いたくなります。「やってれば面白
いのです」といわれそうですが、その面白さは何に起因するのでしょう。スポー
ツの特質に触れてみたくなりました。

 まずスポーツとは、少し気取って、ルールの上で相手との体を動かし競い合う
ことによるコミユニケーションといったところでしょう。となりますと、特質
は、コミユニケーションという社会性にあるかと思います。例えば子供遊びで
もルールが少しずつ入ってきて子供が楽しみながら社会性を身につけるといい
ます。こうしたことが積み重なって大人になり、家族や地域のコミユニテイが
育まれていくものだといいます。社会性あっての楽しみ、あるいはその逆があ
るのです。スポーツは人間づくりといわれる由縁でもあります。

 ちょっと理屈ぽくなりすぎましたので、ソフトな事例として私が年に数回
市民マラソン大会に参加したときの様相について紹介します。
 一つには、中学生が「何でうい目にあって走っているのか」といいながらも一
生懸命走っておりました。中学生くらいまでなら、「なぜ(走るのか)」を思
いつつも頑張るものですが、大人になると「なぜ」に納得する答えがないと頑
張らないものです。これが、皆様の一部の方が持つダヤイの正体です。皆さん、
「なぜ」についてかっこいい答えを見出しましょう。
 二つには、沿道の方々が惜しみない声援を送っておられました。市民ランナー
はもちろんただの(無名)ランナーです。住民の方々は沿道にたち、頑張って
いる人には自然と声援を送りたくなるのでしょう。また市民ランナーの方も声
援に後押しされて頑張ってました。このような様相は本当にホットな地域社会
のありようを映し出しています。

皆さん、頑張ることはすばらしいこと、スポーツで頑張ってみましょう。



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