学園便り2000.7**************************

   「 “夏休み”、大きく飛躍するために! 」  富樫豊              


 富山コンピュータ専門学校では7月7日で 前期授業が、富山美術 工芸専門学校では
7月22日で第一期授業が終わり、夏休みに入ることになります。専門学校では修学期
間が二年間と短く、その期間の中で各専門における基礎から実践までを修めねば
なりません。ですから、夏休みは有意義にしかも活動的に過ごして欲しいものです
。といいますのも、これまでの学習成果を自分自身の力で総合的にまとめてみるこ
とが、学期の終わりに位置するロングフリータイムという夏休みにはぴったりだから
です。そんな夏休みに、大いに創作し、自主的に自発的に自分のパッション(情熱)
を形にしてみるならば、後期や第二期に向けて大きく飛躍することができることでし
ょう。もちろん、夏休みの制作課題がたんまりと出ていることでしょうが、上述のよう
なスタンスであくまでも自主的に大いに励むならば、結果として自然と作品ができあが
るものです。

 学校側では、学生諸君に夏休みを有効にということで、インターンシップを企画し
また集中講義・資格取得特訓講座などを開催することにしております。インターンシ
ップは各専門分野の企業における就業体験を通して、社会に旅立つ予行練習や本
番練習をすることになり、美工専の二年生(デザイン学科、建築学科(一部の学生))
は今出番を心待ちにしております。

 資格試験対策については、これまでに修得した知識を自由に円滑に頭脳から出し
入れの練習と考えております。実社会でスピーデイに仕事をするために「あれはえー
と...」などといってはおれません。即答という頭脳から情報を直ぐに検索できる訓練
と思えば、ただ忘れないように、覚えていなくてはという強迫観念は無くなり、資格に
も大いにチャレンジする気持ちが沸き上がり、資格へまた一歩近づくことになることでし
ょう。

 最後に、私たちから先人として一言。私たちの若かりし頃もまた皆さんと同じように
三度の飯よりもデッサンや作品制作、それにプログラミングが好きでしたし、今も初
心は変わりません。初心を大きく膨らませるように日頃から感性を磨くこと。また、大
いに旅行すべし。もの造りは、本物をみたり触ったりすることが大きな感動を呼び起
こします。それが感性の糧となります。研修旅行とは違って、自ら企画し、自ら歩いて。
北海道一周でもいいし、ヨーロッパでもいいし。大きな飛躍のために。

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