18年度第4回 街中ゆったりカフェ 記録 題目:ばんどり騒動、 進行役:yamさん 日時:18年7月26日(木)、13時半〜15時 場所:音杉公民館 出席者:7人(ao、gos、toyuwa、towkasu、hir、bun、yam) ▲ 前回のばんどりのテーマのときに、立山町史にも割合詳しく出ているとの ことであった。そこで、立山町出身のyamさんが、ばんどり騒動の歴史的な意味 づけも含めて解説することになり、今回を迎えた。  話の構成は以下の通りである。 ・意義:明治政府初期の農民一揆として位置づけ ・騒動概説:各資料の説明、権力側の記録よりも民衆側の記録として新聞記者 の記事が貴重。 ・一揆の模様:時系列で詳細 ・騒動の原因 ・騒動の結末 ・その後 ▲ばんどり騒動  説明は資料に基づいて行われた。 ▲米騒動  ばんどりの後に、米騒動について深掘りをした。 ・米騒動について。米騒動は暴動ではなく、あくまでの民衆の抗議行動である。 (1)米騒動は暴動でなかったのか  ばんどり騒動では、過激な騒動はつぶされてしまうという教訓が米騒動に生 かされたのではなかろうか。 (2)抗議行動 ・民衆蜂起として米騒動についても話し合われた。そこでは、次のようにその 本質を明確化されていた。 ・当時は生活が苦しいとして、役所に訴え出た。米屋にも働きかけ、一部の 米屋は高騰した米価格を大幅に下げて販売した。(お助け米を拠出したかどう かは不明) ・大野家の家訓や家法では天保飢饉のとき以降、人には施しをすべし、とある。 (3)救済制度  救済制度について、明治初期には魚津議会で救済制度が出来ていた。 (4)米騒動は穏便な行動であった。しかし、新聞記者がセンセーショナルに書 いた記事を全国に伝えた。各地の米騒動は、暴動となって頻発した。