18年度第10回 地震防災研究会 定例会のメモ 日時 19年01月30日(木) 参加者:kawas、mori、yama、hos、mats、it、to、fur、kur、学生2名 計15人 テーマ:生物を用いた水の安全性について 講師 :楠木(富山県立大学環境工学科) キーワード:生物機能、環境影響評価、環境改善 経歴 :東大工学部都市工学科衛生工学系    流域下水道の諸問題  生活汚水、工場排水           →混合排水           →難分解物質、余剰汚泥に蓄積 下水処理と生物分解性  下水→沈殿地→ばっき槽→沈殿地→処理水                 →汚泥 物質処理:生物で分解は7-8割  トータルで綺麗に安全になっているのかが問われるようになった。 ・下水処理場と水産業   処理場の方と漁協の方の受け止め方   後者は処理場反対。危険なため。  漁業への影響   基準まもっている → 信用できず ・水質汚濁会議15回、国際会議、京都にて   バイオパッセイ 毒性試験 ・物理化学的分析とバイオアッセイとの比較   個別物質ごとに規制 vs 毒性による規制   個別物質分離定量  vs 総括的影響評価 ・カナダにおけるバイオアッセイの歴史   1960年後半までは個別規制   1971年に漁業法で規制、このときから始まる。 ・カナダ、セントローレンス川のシロイルカの悲劇  各種物質で抵抗力低下により悲劇があったので、改善として  セントロレンス川行動計画   有害物質90%減   バイオアッセイに基づく方法で検査(5種類バイオアッセイ) ・日本における標準バイオアッセイについて  法的規制無しのため実施されず ・富山県の工場排水の生体評価   沿岸モニタリングとして、ムラサキガイを指標生物に研究レベルで実施 ・生物試験   期間:短期もしくは長期   対象:人もしくは生態圏   スコアリング導入:(誰にでも)分かりやすく対処可能を目的に   排水基準 =10倍 *環境基準     → 生物試験で排水の安全性チエック ・経団連から反対声明  2016年から企業から委員が入るが、  厳しい環境規制は経済停滞につながる。